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サウナは体臭の改善効果はあるのか?

犬や猫がお尻の肛門腺と呼ばれる分泌器官を嗅ぐことで固体識別・性的主張しているを確認します。

 

私たち人間も体臭を嗅ぐことによって相手の健康状態や子孫を残すためのパートナーとして優位かどうかを判断する潜在的な嗅覚は若干ながらもあるといえます。

 

ただ人間は生き抜き能力として嗅覚は重要視されなかったために他の動物たちに比べて発達はしなかったのです。

 

今の暮らしの中では体臭は忌み嫌われるようになりました。特に日本人は匂いに対して過剰に敏感で、体臭を抑えることがエチケットとして常識です。

 

人種は大きく3つに分類すると、ネグロイト(黒色人)・モンゴロイド(黄色人)・コーカソイド(白色人)あります。

 

中でも、私たちモンゴロイド人は体臭は弱く、ワキガも他の人種に比べれば圧倒的に少ないです。

 

体臭の感覚は、人種や住む国によっても異なり、欧米人はワキガや体臭を個性ととらえる傾向にあります。

 

ところかわればの問題なのでしょうが、やはり日本に住んでいる限りは他人に迷惑をかける体臭は漂わせたくないところでしょう。

 

体臭(汗)が臭い理由

汗を分泌する汗腺には、生まれた時から体全身にある《エクリン腺》と思春期の時期に発達し、脇や外陰部などの特定部位にあるアポクリン腺の2種類あります。

 

エクリン腺から発汗する汗の99%は水分で、運動などして体温が上昇した時などにかく汗の殆どはエクリン腺から分泌されます。

 

汗をかいた直後は無臭ですが、垢・皮脂・ホコリ・フケなどと交じり合うことで細菌が繁殖し嫌なニオイの素になるのです。

 

つまりは皮膚が清潔な状態であれば、汗はニオイはしにくいということになります。

 

皮膚には皮膚常在菌が住んでおり、良い菌と悪い菌がバランスを取り合うことで肌を清潔に保っています。

 

除菌効果の高い石鹸・ソープなどで皮膚を擦り洗いしてしまうと良い菌まで洗い流してしまうので気をつける必要があるでしょう。

 

あと汗には毒素・老廃物が混じっており、病気が原因で汗がニオイをともなうこともあります。

 

腎機能・肝臓機能・胃腸機能が低下している場合は、汗ともにニオイの成分が排泄されるからです。

 

甘酸っぱい臭い

糖尿病が進んで、体内のインスリンが少なくなり、糖がエネルギーとして代謝しづらくなると、アセトン(ケトン体)が生成されて、血液中を流れて体を巡り、汗に混じって排泄されます。

 

このアセトンが甘酸っぱいニオイがするのです。

 

尿のような臭い

腎機能が低下して尿の排泄がしづらくなると毒素や老廃物が体内にたまります。

 

血中の毒素の濃度が濃くなると汗に混じり、尿のようなニオイをともないます。

 

ドブやカビの臭い

肝臓機能の低下により、分解しきれなかった物質が血液に流れ出し、汗と一緒に排泄させるとドブやカビのようなニオイを放ちます。

 

卵のような腐敗臭

胃炎・十二指腸潰瘍などの病気になると、胃が消化不良を起こし食べ物が体内で異常発酵します。

 

その臭いの物質が血液に溶け出すと体臭となります。

 

便の臭い

便秘などが原因で、便が腸の中に長い期間とどまった状態になると、悪臭のする有毒ガスが発生します。

 

そのガスを腸壁が吸収して体臭となります。

 

魚の臭い

食べ物が小腸で分解された時に発生する魚臭症(トリメチルアミン尿症)は、通常は肝臓で特定の酵素が働きニオイは分解されます。

 

しかし肝臓機能が低下して分解しきれずに血液に流れ出すと汗とともに排泄されてしまうのです。

 

一方、アポクリン腺は思春期から発達し壮年期後半まで分泌します。

 

にごった色をしていて、主な成分の水の中にはタンパク質や脂質も含まれています。

 

特有なニオイを放ち、このニオイが強い場合は《ワキガ》のニオイとなります。

 

ワキガの症状が軽度な場合、皮膚の常在菌は皮膚ブドウ球菌の場合が多くて、症状が重度の場合はジフテロイドなどのコリネバクテリウム属の菌が多い傾向にあります。

 

冒頭でも述べましたが、モンゴロイド(黄色人)のワキガ率は15%程と低く、ネグロイド(黒色人)は100%、コーカソイド(白色人)は80%と高いのです。

 

日本人は体臭に敏感でエチケットでニオイは消すというのが一般的ですが、ワキガ率の高い人種は自分のニオイを気にするのではなくて、むしろ香水などで組み合わせることで香りを楽しむ傾向にあるのです。

 

サウナは体臭を改善するのか?

エクリン腺の場合

日頃から有酸素運動などで適度に汗をかいている人は、汗腺の道管部という汗の原料となる血漿の成分がうまく再吸収されるためにサラサラとした《良い汗》をかくことができます。

 

《良い汗》はアルカリ性の成分の重炭酸イオンが少ないので、皮膚の雑菌を繁殖しにくくさせてニオイが発生しにくいのです。

 

運動不足で空調のきいた快適な部屋で過ごしていると皮膚抹消血管の血行の流れが悪くなります。血行が悪くなると汗腺に十分な酸素供給がうまくいきません。

 

そのことにより《解糖系》という方法で汗腺から発汗するエネルギーを取り出します。

 

その汗には大量に疲労物質(乳酸)が生成されて、乳酸に含まれるアンモニアの分泌を増加させる成分があるために、汗臭い《悪い汗》をかくのです。

 

サウナでは皮膚の毛細血管が急激に拡張することで血液の流れをよくし、汗腺に酸素供給がされて、《良い汗》をかきやすい状態を作り出します。

 

それだけではなく老廃物・毒素を浄化する(肝臓機能)を手助けしてくれるので、分解しきれずに血液中を流れていた臭いにも効果が見込まれるわけです。

 

お勧めなのは、サウナの熱気浴(温度80℃〜100℃・湿度10〜15%)です。この環境で鈍っている汗腺機能を高めることで《良い汗》をかけるようになります。

 

アポクリン腺の場合

これは性的欲求・興奮を感じた時に分泌されて、それ以後は24時間は活動しません。

 

したがってアポクリン腺から日常汗をかき続けているわけではないのです。

 

ここから汗をかくためには長時間の有酸素運動などで激しく体を動かして、体の深部から温めなくてはならないからです。

 

ワキガと体臭を混合しやすいのですが、全く別物です。

 

ただニオイがたまりやすい脇からニオイが漂うので間違いやすいのです。

 

普段の生活のうえでの臭いが気になるのであれば、エクリン腺からでる汗の対策が必要となります。

 

ワキガは遺伝性のもので、女性を惹きつけるフェロモンであり自身の個性なのです。

 

しかし臭いに悩みを根本的に治療したいという場合は専門医に相談することをお勧めします。

 

サウナ以外にある体臭対策

体臭のもとは普段私たちが口にする食べ物が大きな影響を受けます。

 

肉・揚げ物・乳製品などの動物性タンパク質や油を多く摂取すると内脂肪・皮下脂肪が増加します。

 

タンパク質は悪玉菌の栄養素であり、過剰に摂取することで悪玉菌がアンモニアや硫酸化水素を作り出すことでニオイの原因となるのです。

 

バランスのいい食生活に気をつけて、体の酸化を防ぐ食べ物を積極的にとりましょう。

 

緑黄色野菜・きのこ類・ナッツ類などの抗酸化力が強い食材にあたります。

 

お風呂の入浴は夏場などもゆっくり浸かり、ゆっくり体を温めることが大切です。

 

そのことにより、疲労性物質(乳酸)を外に排泄し、リラックス効果が得られて、質の良い睡眠へと導きます。

 

現代社会ではストレスにさらされやすく、疲労がたまりやすい環境といえるでしょう。

 

無理せずに積極的に体を休めることも体臭を減らすことへとつながるのです。

 

まとめ

体臭に悩みはデリケートな問題です。私たち日本人は食の欧米化が進み、食べ物が変化することによって、体臭の種類も変わりつつあります。

 

日頃の食生活・サウナや適度な運動などを上手に生活に取り入れて、汗腺の働きを活発化させることにより、《よい汗》をかける習慣を身につけるように心がけましょう。

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